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色<植本誠一郎>


水彩絵の具における色名の由来

<茶>

Burnt Sienna
バーントシェンナ

透明水彩・ガッシュ→チューブ、ケーキ
ポスターカラー→チューブ
バーントは焼いた、シェンナはイタリアの中世以来の街シエナの名前。焼いたシエナの土の意味です。土そのものは、黄土であり水酸化鉄で黄色ですが、焼けば酸化鉄となり、赤みが出てくるのです。

Burnt Umber
バーントアンバー

透明水彩、ガッシュ→チューブ、ケーキ
バーントは前記同様焼いた、アンバーはイタリアのウンブリア地方のこと。すなわち、ウンブリアの土を焼いたものの意味になります。

Chinese Orange
チャイニーズオレンジ

ガッシュ→チューブ
この英名は、柑橘果実「金柑」のことで金柑色です。

Indian Red
インディアンレッド
透明水彩→チューブ
酸化鉄組成のインド産の土の呼称です。インドの赤土と云ったところでしょう。この英名呼称は17世紀以来のもののようです。インドの赤土の産地として有名な場所は、ベンガル地方です。よって日本に伝わり「弁柄」「紅殻」となりました。

Light Red
ライトレッド
透明水彩→チューブ
文字どうり「明るい赤」で、一般的に「弁柄色」を指しています。

Mars Yellow
マースイエロー
透明水彩→チューブ
マースはローマ神話のマルス「軍神」。そして惑星の「火星」のこと。色名は火星表面の色と関係があるのでしょう。

Raw Sienna
ローシェンナ
透明水彩・ガッシュ→チューブ
ローは「生」の意味。すなわちシエナの土そのものだと云うことです。

Raw Umber
ローアンバー
透明水彩・ガッシュ→チューブ、ケーキ
ロウは「生」ですから、イタリアのウンブリア地方の土の意味となります。

Sepia
セピア
透明水彩・ガッシュ→チューブ、ケーキ
古代世界の時代から、甲烏賊(ギリシャ語でSepia)の墨が絵の具として用いられました。よって甲烏賊の墨の色、更には同様の色相をセピアといい、今日まで続いているのです。

Umber
アンバー
透明水彩→チューブ
ウンブリア地方の土の色で、勿論、生の土の色です。天然土は地域により成分が異なりますので様々な色があるのです。

Vandyke Brown
バンダイキブラウン
透明水彩→チューブ
辞書によれば画家バンダイクが好んで用いた焦げ茶色の絵の具とありますが、この焦げ茶色をバンダイクが見たら使いたがった色であると云う説もあります。

<黒>

Black
ブラック
透明水彩・ガッシュ→ケーキ
ポスターカラー→チューブ
黒色です。

Ivory Black
アイボリブラック
透明水彩・ガッシュ→チューブ
アイボリとは象牙のこと。しかし、今日においては家畜などの骨炭です。

Jet Black
ジェットブラック
ガッシュ→チューブ
ジェットとは黒玉のように黒いということで、漆黒度の高い黒です。

Lamp Black
ランプブラック
透明水彩→チューブ
ランプは灯火のこと。そこから得られる「煤、油煙」で絵の具を作るのでこの名があります。現在ではガスの不完全燃焼から大量生産されています。

Peach Black
ピーチブラック
透明水彩→チューブ
ピーチは桃。この絵の具の顔料は、昔、桃の種の炭を使っていました。
現在は、他の合成顔料に代わっています。

<白>

Chinese White
チャイニーズホワイト
透明水彩→チューブ
文字通り「中国の白」です。有名な中国陶磁(白磁)の色のようだと云うのが正確でしょう。透明感のある白です。

Permanent White
パーマネントホワイト
ガッシュ→チューブ
パーマネントとは、永久の、不変の、耐久のなど不変性を意味します。
簡単に云えば「丈夫な白」と云うことでしょう。

Titanium White
チタニウムホワイト
透明水彩→チューブ
顔料がチタニウム白なので、顔料名が絵の具名です。括弧してOpaque White オペークホワイトとありますが、オペークとは、不透明と言う意味です。

White
ホワイト
ポスターカラー→チューブ
白と言い切っています。

Zinc White
ジンクホワイト

ガッシュ→チューブ
亜鉛華(ジンク白)が使われているのでこの名があります。

<次回は灰色、その他です>

 

(2006/12/18 update)

 
         
 
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